５回、本塁打を放ちマスコットとハイタッチする村田

＜巨人4-2ヤクルト（3日）＞ようやくお目覚めだ。巨人は３日のヤクルト戦（東京ドーム）に４―２で快勝。久々にフルオーダーとなった打線が、その本領を発揮した。

　初回、１番長野の四球から３番阿部の適時打であっさり先制点を奪うと、３回も長野のヒットを足掛かりに４番村田のタイムリーで２点目。その後、同点に追いつかれるも直後の５回裏、四球の阿部を一塁に置いて、村田がヤクルト先発・八木の抜けたフォークをドンピシャのタイミングで振り抜いた。「大きいのを打とうとは思わなかった。コンパクトに打った結果、しっかり捉えられて距離が出てくれた」という２５号勝ち越し２ランで突き放し、ゲームの主導権をガッチリつかんだ。

　先発ホールトンはテンポこそ良くなかったが、５回２失点で降板。その後はリリーフ陣が無失点で切り抜けた。攻守ともにＣＳを意識した采配を見せた原監督。優勝から１１日、巨人がついに本番へ動き出した。