阪神・筒井【拡大】
(セ・リーグ、DeNA3-7阪神、23回戦、DeNA13勝10敗、3日、横浜)安定したリリーフ陣がCSへの明るい光だ。なかでも、トレードマークのゴーグルの下で、4番手・加藤の眼光が鋭さを増した。古巣相手に1回パーフェクトピッチ。2三振を奪い、2位確定に大きく貢献した。
「自分ではしびれる状況で3人で抑えられてよかった。3人で抑えれば、(4番の)ブランコまで回らない。それが、できてよかった」
筒井、久保とつなぎ、出番は2点を守る七回だった。先頭の石川に3球連続直球を投げ込み、空振り三振に仕留めると、荒波も追い込んでから、144キロのストレートで空を切らせた。最後は梶谷を4球連続スライダーで遊ゴロ。ハマの上位打線の左3人をきりきり舞いだ。最速145キロをマーク。9月に入って、一時は疲れの色が見えた左腕だが、これで4戦連続無失点と完全復活だ。