(セ・リーグ、DeNA3-7阪神、23回戦、DeNA13勝10敗、3日、横浜)阪神が11安打7得点でDeNAに快勝し、リーグ2位が確定した。1点を追う三回に鳥谷の逆転2ランなどで一挙5点を奪い、九回にマートンの19号2ランで突き放した。
快音を残した打球は横浜の夜空に消えた。0-1で迎えた三回無死一塁から鳥谷が、早大の後輩の須田から右翼席へ逆転の10号2ラン。勝てば2位が決まる試合で、主将が大きな一打を放った。
「つないでいこうという気持ちが、いい結果につながってよかった」
新井良の中前適時打で1点を追加し、二死満塁からは西岡が左前へ2点適時打。この回一挙5点を奪った。
「二回にチャンスで打てず、守備ではエラーもしていたので、それを取り返す気持ちで打席に入った。“関本バット”のパワーは継続中です」と西岡。いつもの茶色ではなく、関本の白のバットを借りて結果を出した。9月26日のDeNA戦(甲子園)では関本のバットでソロを放っており、気分転換の効果は絶大だった。
5-3の九回にはマートンが19号2ラン。貴重な一発で、追いすがる相手を突き放した。この勝利で阪神の今季2位が確定。クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージで、3位広島と12日から甲子園で戦う。