いよいよ最終テスト？　日本サッカー協会は３日、欧州遠征（１１日＝日本時間１２日、セルビア、１５日、ベラルーシ）に臨む日本代表メンバー２３人を発表した。

　今回は欧州組中心の編成でＦＷハーフナー・マイク（２６＝フィテッセ）、ＦＷ乾貴士（２５＝フランクフルト）、ＭＦ細貝萌（２７＝ヘルタ）の３人が復帰する中、欧州でプレーする日本代表選手の代理人は「ボーダー上の選手はここがラストチャンスになるよ。１１月は相手が強豪だし、Ｗ杯に向けたメンバーでやるんだと思う」と指摘した。

　ザックジャパンは１１月にも欧州遠征を実施し、強豪オランダ、ベルギーと対戦する予定。日本サッカー協会の原博実技術委員長（５４）も「１１月はベストメンバー？　そういう流れになる」と話すように、Ｗ杯メンバーに向け当落線上の選手を試す機会は今回の遠征が最後になる見込みだ。

　指揮官は「ラストチャンスということは全くない。今代表チームがしていくべきことは、できるだけ多くの代表候補選手を増やしていくこと」とコメントしたが、日本代表は１１月の欧州遠征後、来年３月まで活動予定がない。復帰した欧州組３人に加え、ＦＷ斎藤学（２３＝横浜Ｍ）やＭＦ山口蛍（２２＝Ｃ大阪）にとっては正念場となりそうだ。

◇日本代表メンバー◇

＜ＧＫ＞川島永嗣、西川周作、権田修一

＜ＤＦ＞今野泰幸、伊野波雅彦、長友佑都、森重真人、内田篤人、吉田麻也、酒井宏樹、酒井高徳

＜ＭＦ＞遠藤保仁、長谷部誠、細貝萌、本田圭佑、山口蛍

＜ＦＷ＞岡崎慎司、ハーフナー・マイク、乾貴士、香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一朗、斎藤学