【ロシア・サンクトペテルブルク発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第2節8試合が2日(日本時間3日)に各地で行われ、D組のCSKAモスクワ(ロシア)のMF本田圭佑(27)はホームのプルゼニ(チェコ)戦で今季CL初ゴールを決めた。3―2の勝利に大きく貢献し、ピッチ内外からの信頼も取り戻した。
CSKAの“王様”の復権の瞬間だった。前半4分に先制を許し、同19分に同点に追いついたなかで迎えた前半29分、本田はショートカウンターから中央をドリブルで突進するMFトシッチの左を猛然とダッシュした。柔らかなパスを左足で受け、前に出てきたGKの動きを冷静に見ると、ソフトタッチで左足アウトにかける絶妙なループシュート。ボールは右ポストに当たりながらネットを揺らした。
早い時間での逆転弾だったこともあってか、本田は喜ぶそぶりも見せなかったが、次々とチームメートが駆け寄って祝福したことがゴールの価値を示していた。本田にとってCLでの得点は、2010年3月16日の決勝トーナメント1回戦第2戦セビリア(スペイン)戦以来3年半ぶりで2点目。久々に欧州最高峰の舞台で「HONDA」の名が刻まれた。
チームの苦境を救う一撃だった。ホームのルジニキ・スタジアムがピッチコンディション不良のため欧州サッカー連盟(UEFA)から使用許可が下りず、モスクワから約500キロ離れたサンクトペテルブルクでの開催。訪れたサポーターも少なく、ホームの利はなかった。9月17日のCL初戦でバイエルンに0―3と完敗を喫してから国内リーグでも不振に陥り、最近4試合未勝利。批判の矛先はチームの中心の本田に集中し「来年1月に移籍してしまう本田は今のチームに集中していない」と糾弾されていた。
普段はこうした批判に反応しない本田だが、あまりの反響の大きさに「そんなことはない」と異例の反論声明。それだけにD組の中では力が落ちるとされるプルゼニ相手に目に見える結果がほしかった。
立ち上がりは慣れないピッチへの対応に苦労したが、本田のゴールを境にチームの動きは格段によくなった。ボールが本田を経由し、分厚い攻撃を展開。けが人が多い中で「本田のチーム」であることが証明された。
本田は開幕節でバイエルンに完敗した後も、その屈辱が自身の成長につながると前向きだった。チームメートの信頼も取り戻し、批判にも打ち勝った。次節(22日)はグループ2位を争うライバル・マンチェスターCとの直接対決。イングランドの実力派を叩き、さらに欧州に名をとどろかせたいところだ。
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