見事に競り勝った吉村

　日本グランドシニアオープン選手権「ユニデンクラシック」最終日（２日、静岡・サザンクロスＣＣ＝６３９４ヤード、パー７１）、６０歳以上の「グランドシニア」は２打差の首位でスタートした吉村金八（６１）が７０をマーク、２位に１打差の通算６アンダーで逃げ切った。

　１８番。決めればＶのバーディーパットは約６メートルのフックライン。外せば大オーバー必至の状況にも「自分の気持ちが乗り移った感じ」のボールはジャストタッチでカップに吸い込まれた。

　単独首位でスタートしたが、前半は５番の３パットをきっかけに３連続ボギー。それでも９、１３番を取って盛り返した。最後は１７番でチップインバーディーを奪って５アンダーで並んだ海老原清治（６４＝我孫子ＧＣ）を振り切った。

　昨年に続いて２回目の参戦。プロには大会からニッカーボッカーが支給されるが、今年は自前であつらえての出場で「何日も前からコーディネートを考えてワクワクして」（吉村）臨んだ試合で最高の結果を出した。