楽天にウルトラCプランが急浮上だ。1日の日本ハム戦(札幌ドーム)で開幕23連勝、昨季からの27連勝を達成したエース・田中将大(24)を、クライマックスシリーズ(CS)の“ファイナルステージ限定クローザー”にしてはどうかとの声がチーム内から上がり始めている。星野仙一監督(66)もCSでの田中のブルペン待機を検討しており、ただの絵空事ではなさそうだ。
優勝を決めた9月26日の西武戦(西武ドーム)で9回一死二、三塁のピンチから栗山、浅村を全球直球で2者連続三振に仕留めた“田中の8球”から中4日。この日のエースは明らかに違った。
1点を先制してもらった直後にアブレイユの適時打で1点を献上。2回には一死一、三塁から杉谷にポテンヒットを許した。内野の守備位置は、今季のエースの登板ではもはや常識となっている「1点もやらない」内野前進。これを破られるまさかの失点だった。
なんとか6回2失点でまとめたが、試合後のエースは「気持ちの問題というか、調整がね…。いや、なんでもないです。言い訳にはならない? ならないでしょ。でも、立て直せていなかった。フラフラのまま終わりました」。救援から先発という調整の難しさがあったことを明かした。
その一方で、星野監督はCSでのエースのリリーフ起用について「その時の状況にもよるが、もちろんあるわな」と明言し、第1戦(17日、Kスタ)の先発を経てのブルペン待機を視野に入れている。だが、この日の状態を見る限り、フル回転は相当に厳しい。闘将も「(田中は)神様じゃなかったな…。人間だよ」とレジェンドエースの変わりように驚いた様子だった。
そこでチーム内から浮上したのが「どうせリリーフさせるなら、ファイナル限定でクローザーにすればいいのでは」(チーム関係者)というウルトラCプランだ。8月25日に守護神・ラズナーが右ヒジ痛で戦線離脱してからというもの、クローザーは日替わりなのが現状。確実に1勝を計算できるエースをリリーフで起用するのは勇気もいるが、14勝を挙げたルーキー・則本や美馬、辛島と“試合を作れる”投手は複数いる。1勝のアドバンテージを与えられるファイナルステージでは3勝すれば日本シリーズ進出を決められるだけに、田中の“限定クローザー”は的を射たプランでもある。
もちろん、レジェンドエースは「こういう状況(救援後に先発)は『今後、もっと大事な場面でもあるだろう』と自分に言い聞かせて投げた」と“最悪の事態”も想定している。
CSで敗退しては、せっかくの初優勝がかすんでしまうというもの。先発での確実な1勝より、リリーフで3勝の確率を高める方が得策かもしれない。
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