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柏崎刈羽原発を公開=津波、地震対策を強化―東電

時事通信 10月2日(水)21時0分配信

 東京電力は2日、地震や津波に備える安全対策で追加工事を実施中の柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)を報道陣に公開した。再稼働に向けた安全審査を申請した6、7号機などで、同原発の担当者が7月に施行された新規制基準に対応するための工事の進行状況を説明した。
 安全審査の焦点の一つは、事故時に原子炉格納容器が過度な圧力上昇で破損するのを防ぐフィルター付きベント(排気)装置の設置。現在、装置本体を安定させる土台部分を建設しており、6、7号機は年度内の完成を目指している。新潟県の要請で追加設置を決めた二つ目のフィルター付きベントは未着工だが、耐震性を高めるため、原子炉建屋横の地下に設置する方向だ。
 この日は津波被害を防ぐ防潮堤も本体工事を終え、公開された。福島第1原発事故を教訓に従来の約2.6倍の8.5メートルの津波を想定し、防潮堤の海面からの高さを約15メートルにした。これで新潟県中越沖地震や東日本大震災を受けた柏崎刈羽の安全対策の総工費は約3200億円に上る。 

最終更新:10月2日(水)21時3分

時事通信

 
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