「笑顔をキャッチボール 元気・福井2013」をスローガンに、第23回世界少年野球大会福井大会(世界少年野球推進財団、福井県など主催、福井新聞社後援)が20日開幕した。
世界少年野球推進財団の王貞治理事長は、開幕に当たり「福井は野球が盛んで、高校野球も昔から甲子園で活躍している。この大会は日本海側での開催があまりなく、幸福度日本一の県と聞き、ぜひ福井でということで実現した」と福井県開催の意義を強調した。
また「世界中の子どもたちにとって、この1週間は思い出に残り、参加して良かったと感じてもらえると思う」と、大会の主役たちに向ける思いを穏やかに話した。
一方、世界の王さんと始球式で“対決”した西川知事。こん身の1球はホームベース手前でバウンドし捕手のミットに収まった。「うまく届かなかった。自己採点は50点」と苦笑いだったが、「大会開催を通じて、嶺南地域の元気につながれば」と語った。
国際野球連盟のリカルド・フラカーリ会長は、野球・ソフトボールの五輪正式種目復活を念頭に「野球はグローバルな競技で、特に子どもや若年層にとって魅力のあるスポーツ。この大会もそのことを世界に示すことになるだろう」と述べた。