戦時徴用訴訟 あす元挺身隊女性が法廷で初証言=韓国
【光州聯合ニュース】太平洋戦争中に三菱重工業の工場などで労働を強いられた元朝鮮女子勤労挺身隊の女性とその遺族が同社を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、元挺身隊の女性らが4日、初めて法廷で当時の被害を証言する。市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」が3日に伝えた。
原告側は、日本人校長の言葉にだまされて日本に連れて行かれた経緯、航空機工場での劣悪な労働実態、慰安婦と誤解され苦労した日々などについて証言する予定だ。
原告の一人の梁錦徳(ヤン・グムドク)さんは、1944年5月ごろ「日本に行けば金を稼げるし上級学校にも進学できる」という日本人校長の言葉にだまされ、小学6年生のときに三菱重工の名古屋航空機製作所に連れて行かれた。実際には1日10時間近い重労働を強いられ、飢えに苦しみ、賃金も受け取れなかった。
市民や学生らのほか、10年以上にわたり元挺身隊の女性らを支援してきた日本の「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」関係者12人も光州を訪れ、裁判を傍聴する予定だ。
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