9月の米ISM非製造業景況指数:景気後退期来最大の低下
10月3日(ブルームバーグ):米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況指数は前回の景気後退期以来の最大の落ち込みを記録した。
ISMによると、9月の非製造業総合景況指数 は54.4と、前月の58.6から低下した。これは景気後退期にあった2008年11月以来で最大の落ち込み。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は57だった。同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を示す。
ジェフリーズの政府債エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏(ニューヨーク在勤)は「緩やかなペースでの拡大を示唆している」と述べ、「この先数週間で、今の財政協議の影響が年内の信頼感や地合いに影響するだろう」と続けた。
9月の総合景況指数を項目別に見ると、新規受注は59.6と前月の60.5から低下した。雇用指数は52.7と5月以来の低水準。前月は57だった。景況指数は55.1と前月の62.2から大きく落ち込んだ。
原題:Service Industries in U.S. Grow at Slower Pace ThanForecast (3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/04 00:40 JSTニュース一覧
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