9月の英サービス部門PMIは60.3、7─9月の平均は約16年ぶり高水準=マークイット/CIPS
[ロンドン 3日 ロイター] - マークイット/CIPSが発表した9月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は60.3となり、約7年ぶりの高水準だった前月の60.5から小幅低下した。
PMIは50を上回ると景況の改善、下回ると悪化を意味する。前月から低下したとはいえ、サービス部門の景況が良好なことには変わりない。ロイターがまとめた予想の60.0を上回った。
また7─9月の平均は1997年第2・四半期以来、約16年ぶりの高水準となった。
マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「住宅市場の活発化の影響で金融サービス、あとは企業向けサービスが成長をけん引している。一方で、消費者向けサービスは、給与の伸びが鈍いことやインフレが家計を圧迫していることから引き続き低迷している」と指摘した。
調査したサービス業企業の約半数が、1年後の業況はさらに良いと予想し、PMIを構成する見通し指数は71.8に上昇した。
製造業や建設部門のPMIも含めた総合指数は60.4。第3・四半期の平均は60.2で、データを取り始めた1998年以来、最高となった。
この結果を踏まえると、7─9月の国内総生産(GDP)は1.2%増になるとマークイットは予測している。
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