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汚染水漏れ、対策が裏目に 東電「見通し甘かった」

写真:新たな汚染水漏れが分かったタンク(手前5本のうち右端)=3日午前、東京電力福島第一原発、朝日新聞社ヘリから、金川雄策撮影拡大新たな汚染水漏れが分かったタンク(手前5本のうち右端)=3日午前、東京電力福島第一原発、朝日新聞社ヘリから、金川雄策撮影

図:タンクから汚染水があふれた状況拡大タンクから汚染水があふれた状況

 東京電力は3日、福島第一原発のタンクから高濃度の汚染水が漏れ、一部が海に流れ出たと発表した。周囲の雨水をくみ上げてタンクに移し過ぎたのが原因だった。漏れをいち早く見つけるためにとった対策が、今回の汚染水漏れを招いた。東電は「見通しが甘かった」と釈明した。

■98%までためる予定が…

 「ギリギリ大丈夫だと考えた」。原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理は3日の記者会見で述べた。

 汚染水漏れは2日、雨水をタンクに回収する中で起きた。台風が接近し、タンクを囲う堰(せき)の中にたまった雨水があふれそうになり、容量の98%までためる予定だった。しかし、タンクの天板まで達し、中の高濃度汚染水が漏れた。

 汚染水が漏れたタンクがある「Bエリア南」には容量が450トンのタンクが5基あり、配管ですべてつながっている。地盤が海側に向かって下がっている。

 水位計は、山側にある最も高い位置にあるタンクにだけついていた。その水位計を確認しながら、雨水をくみ上げてタンクに入れていた。このため、海側の最も低い位置にあるタンクの水位が天板まで達しているのに気付くのが遅れた。

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