できごと“校内マージャン”誤発表の大阪市を提訴 男性教諭「いまだ後ろ指さされる」2013.10.3 17:49

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できごと

“校内マージャン”誤発表の大阪市を提訴 男性教諭「いまだ後ろ指さされる」

2013.10.3 17:49 公務員不祥事

 大阪市が市立中学の50代の男性教諭を「校内でマージャンしていた」と誤って発表した問題で、男性教諭は3日、事実と異なる記者発表を通じて名誉を傷つけられたとして、市に慰謝料など660万円の損害賠償と新聞への謝罪広告の掲載を求め、大阪地裁に訴えを起こした。

 訴状などによると、市監察部は5月31日、「男性教諭が勤務先の学校に冷蔵庫やテレビなどを持ち込み、ほとんど毎週末、生徒とマージャンするとともに月に数回宿泊していた」と記者発表し、産経新聞などが記事を掲載。しかし、市は6月になって発表訂正を繰り返し、最終的に「校内でマージャンしたことは認められない」と結論付けた。

 原告側は「事実に反する記者発表に基づく報道によって、社会的評価を低下させた」と主張。「市の発表が二転三転し、そのたびに事実と異なる報道がされ、精神的苦痛を受けた」としている。代理人弁護士によると、教諭は「直接聞き取りもしないずさんな調査で公表した。いまだに後ろ指を指されるなど苦しみは続いている」と話しているという。

 大阪市監察課は「訴状が届いていないため、コメントは控えたい」としている。

 この問題で市は7月、監察部長ら4人を処分した。市監察部は「訴状が届いていないため、コメントは控える」としている。

 橋下徹市長は「不当に名誉を傷つけたのであれば、賠償責任を果たさないといけない。きちっと司法に判断してもらいたい」と話した。

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