デイリースポーツ 10月3日(木)21時33分配信
「広島3‐5中日」(3日、マツダ)
今季限りで現役を引退する広島・前田智徳外野手が引退試合に臨み、現役最終打席は八回2死、代打で投ゴロに終わった。九回には右翼守備に就いた。スタンドの大声援に送られた背番号1は、試合後の引退セレモニーでスピーチし、後輩選手に、ファンに、思いの丈を伝えた。
【写真】前田智引退試合 息子2人が始球式
「24年間、いつも温かい声援をいただき、ありがとうございました。
故障だらけの野球人生でしたが、球団オーナーをはじめ、監督さん、スタッフのみなさん、裏方のみなさん、みなさんに手助けしていただいて、そして励ましていただき、そして支えられながら、ここまで乗り切ってくることができました。
この広島で、そして広島東洋カープで、一途に野球ができたことを誇りに思います。
そしてどんなときも支えてくれた両親と家族に、本当にありがとうと言いたいです。
カープは16年ぶりにAクラスに入ることができました。
監督さんをはじめ、コーチの方、裏方さんが力を合わせて、若い選手を、そしてベテランうまく指導して、ここまで来れたと思います。
自分がこの中にいないというのは、非常に悔しいですが、この節目を、これから強いカープとなって、未来のカープが明るいことを願って、きょうをもって引退します。
そして高木監督をはじめドラゴンズの皆さん、きょうはありがとうございました。
ドラゴンズの来年の巻き返しと、チームのドラゴンズらしい野球を期待しています。
最後にもう一度、きょうまで応援してくれたファンの皆さん、そしてきょうまで支えてくれたすべての方に感謝いたします。
長い間、本当にありがとうございました」
スピーチが終わると、スタンドは再び温かい拍手と歓声に包まれた。
最終更新:10月3日(木)21時37分
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