3日午後4時45分ごろ、京都府綾部市梅迫(うめざこ)町上町で、「30歳くらいの男が男の子を連れガラスを割って空き家に入った」と、近くの男性から110番があった。

 駆けつけた京都府警綾部署員が、近くの八田川で男児を河原にたたきつけている男を発見、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。その後男児は死亡が確認され、同署は容疑を殺人に切り替えて調べている。

 逮捕されたのは、同府城陽市に住む職業不詳の男(34)。妻と長男(2)と3人暮らしで、亡くなった男児は男の長男とみられる。男は取り調べに対して意味不明のことを話し、奇声を上げるなどしているといい、責任能力の有無も含めて慎重に調べる。

 綾部署によると、男は3日午後4時40分ごろ、現場近くの国道27号で乗用車を運転中にトラックと接触事故を起こし、トラックの運転手が110番している間に男児を抱えて空き家に入っていったという。