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「Checkmate King 2, this is White Rook, over.」
「This is King 2, roger, out. All right, that's it - let's get outta here ! 」
・・・・・・十勝清水駅前壺中庵主人こと、斥候サンダース軍曹です！
ルイス・キャロルの撮影した少女たちの写真を以前に記事と一緒に掲載した（その記事は当ブログの書庫《ニンフェットの部屋》から検索できる）。
キャロルの撮影した少女は9歳乃至10歳ぐらいのニンフェットで、アリス・ジェーン・ドキン、エリザベス・ヒュセイ、ベアトリス・ヘンレイ、アリス・コンスタン・ウェストマコット、マリー・ミレー、アイリーン・マクドナルド、エッフィ・ミレー、グレイス・デンマン、エイミー・ヒューズといった愛らしい名前の可愛らしい少女たちである。
こうして少女たちの名前を列挙していると、ナバコフの『ロリータ』の第１部11章にあるラムズデールの学校通うロリータのクラス名簿を思い出す。
「エンジェル、グレイス オースティン、フロイド ビエイル、ジャック ビエイル、メアリー （中略） ハミルトン、メアリ・ローズ ヘイズ、ドロレス ホネック、ロザリン ナイト、ケネス ・・・・・・（以下略）詩だ。たしかに詩である。ドロレス・ヘイズ（彼女！）が前後に薔薇（ローズ）の護衛を従えて、この憩いの場に姿を見せているのを発見したときの、あやしい甘い驚き。彼女は二人の貞淑な女官にかしずかれた美しい王女だった」。（大久保康雄訳）
ウラジミール・ナボコフはルイス・キャロルを前世のハンバート・ハンバートだとも述べているが、どうやらキャロルはアリス・リッデルに求婚していたらしい。
チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンはクライスト・チャーチ・カレッジの数学教師で、1832年、英国チェシア州に牧師の子として生まれた。生涯独身のまま1898年に他界する。
アリス・リッデルに送った物語の『不思議の国のアリス』を出版してペンネームをルイス・キャロルにした。ルイス・キャロル Lewis Carroll という名は、チャールズ・ラトウィッジ Charles Lutwidge の本名をラテン語にすると、カロルス・ルドヴィクス Carolus Ludovicus になる。これを英語化して、ひっくり返したのが由来。
チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンは66年の生涯の内、54年間を散歩以外は遠く外出もせず、日々のスケジュールは午後の散歩の時間に至るまで正確に決定され、日記や写真が事細かく記録されている。彼は伝染病を病的に畏怖して、部屋の換気や温度管理を徹底していた。彼はあらゆる手紙にナンバーを記し、死の前日まで書いていた最後の手紙の番号は98,721番だった。
彼はとにかく病的なほど几帳面で潔癖だった。54年間の記録保存された日記や手紙のうち、『不思議の国のアリス』をリッデル姉妹に語って聞かせた1862年7月4日から、出版されて本になった65年の3年間だけ、あの刻明な記録狂であったキャロルは日記を残していない。そして、アリス・リッデル宛の手紙も消えている。撮影された多くの少女写真も焼却したらしく残ったのはほんの一部である。
アリス・リッデルのこの当時の年齢は10歳から13歳で、おそらくこの間にキャロルはアリスに求婚してアリスの両親に拒否されたと思わしい。
さて、アリス・リッデルが物語を執筆するのをキャロルに依頼したように、当時、ビクトリア女王もルイス・キャロルに『不思議の国のアリス』の如き物語を書くことを望んだが、キャロルは数学の「行列式」についての論文を献上したと伝わる。
当時、流行の物理学や宇宙構造論に対する反論のパンフレットも発行していて、これは殆どアインシュタイン的な時間と空間との省察をわがものにしていたとも伝わるが、ボクは「数学的空間」についてはあまり語る資格は無い。
たしかにキャロルの時空論は、古典的な遠近法や時間論とは無縁なのは理解できる。たとへば、『鏡の国のアリス』では赤の女王がアリスに教えてくれる。
「ここでは、同じ場所にいるためには、力のかぎり走らねばならぬのじゃ。どこかほかの所へ行きたければ、すくなくともその二倍の速さで走らねばならぬのじゃぞ！」
『不思議の国のアリス』ではアリスが壜の液体や茸を飲み食いするたびに、首が伸びたり縮んだりする。この不思議な空間は、『ガリヴァー旅行記』（添付画像�◆砲両豬福▲Ε�リアム・ホガースの版画（添付画像��）、ジョヴァンニ・バチスタ・ピラネージ（添付画像�きキΑ砲寮こΔ覆匹砲澆蕕譴詒新写惻腟租�な18世紀人の描いた奇妙な反遠近法的空間に類似しているかも知れない。（�，亮命燭魯▲螢后Ε螢奪妊訶�時7歳）
・・・・・・こちらホワイトルークでした！
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