セブン&アイ・ホールディングス(3382)が3日発表した2013年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比25%増の833億円で中間期としては過去最高益だった。プライベートブランド(PB=自主企画)商品が好調なコンビニエンスストア事業が収益をけん引した。スーパーストア事業は売り上げはほぼ前年並みだったが、コスト削減で利益が増えた。中間配当は前年同期比2円増の33円とする。
売上高に当たる営業収益は15%増の2兆8076億円。主力のコンビニエンスストア事業は38%の増収となった。PB商品「セブンプレミアム」が堅調。セルフサービスのコーヒー「セブンカフェ」は店舗当たりの販売数量が当初計画を大幅に上回って推移した。
営業利益は12%増の1645億円で過去最高益。PBなど好採算品の伸長やスーパー事業でのコスト削減が奏功した。一方、百貨店事業は利益率が比較的低い高額品の販売が伸び、利益率が低下した。14年2月期の連結業績と年間配当は、期初予想を変えなかった。
同日記者会見した村田紀敏社長は足元の業績を「非常に好調」とし、「特にコンビニではPBを中心とする商品開発力の(他社との)差が出た」と説明した。一方、スーパーマーケット業界を含め価格競争が激化し、事業環境は厳しくなると指摘。「価格を維持できる上質なPBで差別化し、競争に打ち勝っていきたい」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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