ライフ【助けて下さい-子供性被害の現場から(上)】児童ポルノ事件 借金…「やめられなかった」+(3/3ページ)(2013.10.3 09:55

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【助けて下さい-子供性被害の現場から(上)】
児童ポルノ事件 借金…「やめられなかった」

2013.10.3 09:55 (3/3ページ)性犯罪
中学生のときの被害を語る小川未菜さん。「相談できる友人もいないし、大人も信用できない。この世界から抜け出す方法が全く分からなかった」 =東京都内

中学生のときの被害を語る小川未菜さん。「相談できる友人もいないし、大人も信用できない。この世界から抜け出す方法が全く分からなかった」 =東京都内

 ■摘発過去最多、被害の約半数が中学生以下

 警察庁によると、児童への強姦(ごうかん)や強制わいせつなど児童ポルノ事件の摘発件数は平成24年、1596件と過去最多となった。被害が確認された531人の約半数は幼児を含む中学生以下という悲惨な状況だ。

 抵抗できない小さな子供を利用した大人による性的搾取。海外からは批判が上がり、自民・公明・日本維新の会の3党は、児童ポルノ商品を入手した者への規制を盛り込んだ児童買春・ポルノ禁止法改正案を参議院選挙前の通常国会に提出。継続審議となったが、今後の動向に注目が集まる。

 同法は、わいせつDVDの製造や販売などの供給側への規制はあるが、購入や入手した者は罪に問われない。購入者の「単純所持」を禁止していないのは、主要8カ国(G8)の中では日本とロシアだけだ。

 日本ユニセフ協会の中井裕真さんは、「表現の自由を守る立場から批判的な意見もあるが、単純所持が禁止されることで日本の子供の権利が守られる」と訴えている。

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児童ポルノ事件の被害

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