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チームの見極めかた

Update 2013-05-05

どんなプレイヤーがマスターになるかで、チームの性質は大きく変わります。

プレイヤーは大きく2種類に分かれます。

ゲーム優先派は「自分の成長や生活環境の向上」よりも「キャラの成長や装備の強化」に関心があります。

リアル優先派はその反対で、「キャラの成長や装備の強化」よりも「自分の成長や生活環境の向上」に関心があります。

リアルでの挫折や欲求不満に対し、ゲームに逃げ込むとゲーム優先派になり、リアルで向き合うと後者になります。

ゲームに逃げ込んでばかりでは問題解決能力やコミュニケーション能力がいつまで経っても磨かれず、いわゆる「常識のない人」になります。

以下に出てくるチームとは、ギルドやクランに類するものです。

  1. ゲーム優先派
  2. リアル優先派
  3. このチームは

1.ゲーム優先派

常識がなければ人から相手にされにいので、孤独感を感じやすくなります。孤独感は人から関心を持ってもらうことでしか癒せません。このタイプが関心を持ってもらおうとすると、以下のようになります。

  1. 自慢が多い。他人に関心がなく自分の話しかしない。
  2. 装備が強い、レベルが高い、などのブランド志向。
  3. アドバイスにかこつけて、聞いてもいない知識をひけらかす。

通常であればこういう人は周りからあまり相手にされないのですが、実はこういう人でも相手にされる方法があります。それはチームを作ってマスターになることです。

プレイヤーの中には「加入できればどこでもいい」「声をかけられたので加入した」という層が一定の割合でいるので、片っ端から声をかけて行けばどんなマスターであっても在籍者を増やすことは可能です。

この場合、マスターの目的は「自分がちやほやされること」なので、加入した人が孤立しようが不満を持とうが知ったことではありません。たとえば以下のようなチームです。

  1. マスターが人の中心にいたいので、やたらと集会やイベントを開きたがる。
  2. 自分が作ったチームというだけで特別だと思っているので、特徴が何もない。
  3. 休止が多くても在籍者が多ければ格好がつくので、規模の割には接続者が少ない。

目に付くほとんどのチームのマスターがこのタイプなので、「マスターには常識がない人が多い」と言われることになります。

こういうチームに所属しているメンバーは、はっきり2パターンに分かれます。「他人を利用する人」と「他人に利用される人」です。

ろくな説明もないのに誘われるままに加入してしまう人は、以下のような「深く考えない人」「断るのがヘタな人」です。

  1. 深く考えない人 → 他人に利用されていることにあまり気づかない人
  2. 断るのがヘタな人 → 他人に利用されても文句を言わない人

大半が「利用されても気づかない、気づいても文句を言わない」人で構成されているチームは、マスターを初め他人を利用しようとする人には絶好のチームとなります。

利用されることに嫌気が差したとしても、目に付くほとんどのチームはこのタイプなので、移籍しても解決にはなりません。「どうせどのチームに行ってもこんなものだ」ということになり、その場合の選択肢は以下の2つしかありません。

  1. 脱退し、二度とチームに入らずソロで活動する。
  2. 休止する。

そういう人が楽しめる環境を提供することが、このチーム「桜Fraction.:*:・'」の目的です。

2.リアル優先派

リアル優先派のマスターは仲間のためにチームを作ったり、頼まれてマスターに就いたりしたような人です。

このタイプはそれほど積極的に勧誘はしないので、チームとしては目立ちません。楽しむには少数の気のあった仲間がいれば十分で、チームを大きくする理由がないからです。野良パーティーなどで自然に仲良くなった人が、チームに魅力を感じて加入するというケースが多くなります。

ゲーム優先派のマスターと違って中心でリーダーシップを発揮することは少なく、縁の下の力持ちであることが多くなります。

ただしチームの運営にそこまで高いモチベーションがあるわけではないので、問題児に対して毅然とした態度を取りにくく、ストレスで潰れやすいのがネックとなります。

問題児はほとんどの場合、しばらくは注意されたことを守るのですが、ほとぼりが冷めれば様子を見ながらまた手を抜き始めるので、基本的には除名しない限りは解決はしません。

以下、加入する場合のアドバイスです。

  1. マスターのレベルや装備の強化の程度、名前、IDネーム、アークスカードなどによる自己主張の程度、チームの規模、勧誘の力の入れ具合などをよく見る。
  2. 誘われるままに加入するのではなく、自分に合いそうかどうかよく見る。加入する際は体験にしてもらう。
  3. 加入後はたまに「今もし無所属だったとしたら、このチームに入るか?」と考え、「No」だった場合は時間の無駄なのですぐに脱退する。

脱退する際に連絡が義務付けられている場合は、以下のような内容でメールを送ってその場で脱退して構わないと思います。

今までお世話になりました。一身上の都合により脱退します。今後も見かけたらよろしくお願いします。

チームの見極めかたは以上です。以降は当チームの話になるので、興味のある方だけ読んでください。

3.このチームは

ではこの「桜Fraction.:*:・」はどちらに分類されるチームなのかというと、このどちらでもありません。

どのゲームでもそうなのですが、時間が経てば経つほど新規参入者は減り、古参や廃プレイヤーが残ることになります。上級者しか残っていないゲームであればなおさら初心者や女性は入ってきにくくなるので、先細りして衰退してきます(一番、わかりやすいのは格闘ゲームです。初めての対戦で上級者に瞬殺されたら、その人は二度とやりません)。

長期的な視点でそれを避けようとした場合、「初心者や女性などの脱落しやすい層」になるべく楽しんでもらい、なるべく残ってもらうことが必要になってきます。

私が「PSO2は面白いので長く続けたい」と思った場合に、じゃあ何ができるかというと、そういう脱落しやすい層、たとえば他のチームでイヤな思いをした人や同じようなチームばかりで選べない人などに、楽しく活動できる環境を用意することができるわけです。

このチームは「マスターとメンバーと全プレイヤーのためのチーム」のつもりで運営しています。もちろん影響は微々たるものでしょうが、できることをするしかないので、それでいいのです。

もしもあなたがこのチームを、ほとんどを占める「マスターのためのチーム」でもなく、残りの「マスターとメンバーのためのチーム」でもなく、何かが違うチームだと感じたなら、それはこのチームが「マスターとメンバーと全プレイヤーのためのチーム」を目指していることが原因です。