大阪市を5区か7区の特別区に再編する大阪都構想で、コスト削減の効果額として大阪府と大阪市が公表した706億円のうち94億円分が過大だったことが分かった。2日の市議会決算特別委員会で自民党市議が指摘し、市側が認めた。
大阪都構想に関するニュース大阪府と大阪市は8月に公表した都構想の制度設計案で、地下鉄民営化や病院の統合などによる継続的な削減効果額が「年706億円」と説明してきた。
このうち地下鉄民営化の効果額は275億円。うち200億円は、過去10年間(2002〜11年度)に市が地下鉄事業に支出した補助金や出資金の額から算出し、「民営化により、地下鉄事業に投入してきた税金を他の事業に活用できる」として効果額に含めた。
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朝日新聞官邸クラブ