夜中にごめんなさい。
やっぱり、私たちは昼夜逆転が落ち着くんです><
真夜中の、しんとした空気がすき。
真っ暗で誰もいない感じが落ち着いちゃうんです。
さて、がんばって書いてみる。
マンションについて。
今までは、マンションを持っている人について
ずっと書いてきたけど、
今度は視点を少し「建物」そのものに移しましょう。
マンションを買う人は
どうしてもお金のことに気がいって、
建物といえば、専有部の、言っちゃ悪いけど、後からどうにかなりそうな
間取りや、設備に目が行くと思う。
うん。当たり前よね。そこも大事よ
意外と見落とすのは
建物そのものの造りや設備じゃないかな?
そりゃそうよ~~。
どのくらいボーリングして土台を埋めたかなんてわかんない。
地盤なんてもっとわかんない。
まして、設備室?なにそれ?
見せてもらってもわかんないしーー。
それより、キッチンはIHかしら?眺望は?
エントランスは?セキュリティはどうなの?
て、なっちゃうのも無理はない。。。
マンションとビルの違い。。。?はっきり言って、ないです。
じゃあ、普段ビルやマンションで生活している人のどのくらいが
基本の建物の構造を知っているのかな。。。
「マンションを買った」ということは、「建物の一部分を買った」ということ。
それはどういう意味なのか、
どのくらいの人がちゃんとわかっているのかな。
硫黄島マンションの悲劇はそこから始まりました。
例え時代のせいで、割に合わない高い買い物をしても
所有者が全員、少しでも、自分の専有部以外に正しい知識があれば><
今のようなトラブル物件にはならなかったと思う。
堅い話だから、読みにくいけど書くね。
建物と言っても、女の子が喜びそうな話じゃなくて、
ほんと、ごめん><
まず、じぶんのおうちを頭に浮かべてみて?
おうちって、なに?
うん。壁と屋根と床。これ基本。
次に
上下水道、電気、ガスです。この3つをライフラインといいます。
ほかには電話線ですかね。
日本は、壁と屋根と床にライフラインをつけて、初めて「家」になります。
ちなみにイギリスだと。。電気は自力で引いてね。
ていう物件もよくあります。( ̄□ ̄;)!!
東京都23区内を例に出すと
上下水道、電気、都市ガス、電話すべて道路に埋設されているところから
各建物にひっぱってきます。
もちろん、電線はまだ埋設されてないから上からってところもあるよね。
うん。この壁、床、屋根を仮に「箱」と呼びましょう。
この「箱」と、電気、水道、ガスがつつがなく作動するように
見守るのが、建物管理の仕事です。
よくマンションについてる「管理会社」はそういう仕事をしてるんだね。
といいつつ、大半の業務は管理費回収とリベート計算だったりして。
~ジョークです。
そんなもん興味がない?
壊れず動いて当たり前じゃないか?
そうかな?
壊れたら、コンクリの瓦礫の箱に、住むことになるんだけど?
エレベーターもない10階以上、真っ暗で寒くて暑くて
お水が止まったらトイレも使えない、
ガス管が損傷していたら、いつ爆発するかもわからない。
塗装を怠って錆とかが回っていつ崩れるかもわかんないコンクリの塊に
給料を30年つぎ込んでいく勇気ある?
うん。でもね。これを管理しようとしたら、
実はきちんとした知識があれば、誰でもできることなんだ。
鉄骨鉄筋コンクリートマンションの場合
減価償却は60年?それは税金の話ね。
箱そのものは、状態よく保てば100年と言われています。
それには、15年おきの定期的な塗装が必要だし、
水道設備も15年。
ガスも15年を目安にして交換なり手入れが必要です。
電気だけはちょっと仕組みが違うから、実際は手を入れません。
ていうと、難しく聞こえるか。
水道管とガス管は建物を持っている人のお金でケアするんだ。
電気は建物の規模によって、電力会社とのお約束が少しずつ違う。
マンションは、実はひとつの建物だから、
みんなで使うところの共有設備をいかにケアしきるか。
それが、永住に耐える建物になるか、そうじゃないかの
ひとつの分かれ道になるんです。
自分だけのものじゃないところ。「みんなのもの」が「自分の家」の命綱になってるんです。
もし、マンションを買って住んでいるとしたら、
自分のマンションの設備をきちんと把握している人
どのくらいいる?
それぞれの設備室に入ったことある?見れる?
管理会社に任せてあるから安心?
任せるって?
放任じゃないよね?
仕事の内容を報告されて理解している?
現場と照会している?
マンションを買ったということは、そういう根幹の設備も買ったということ。
そして、ケアする義務も負うということなんだよ。
次回は
マンションが「硫黄島」になった経緯をお話しようと思います。