名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が今季限りで契約を満了し、退任することとなった。2日の練習後、クラブ側が来季の契約を更新しないことを伝えた。
就任6年目の今季は前半戦で5連敗を喫するなど低迷。夏場に5連勝を含む9戦無敗と持ち直したものの、9月に入って再び公式戦4連敗を喫し、勝ち点36の13位に沈んでいる。すでにナビスコ杯、天皇杯で敗退し、リーグ戦でもACL出場権となる3位以内が絶望的な状況となったことから、決断した。
名古屋グランパスのカリスマ選手だったストイコビッチ監督は、監督未経験で就任した2008年、万年中位だったチームをリーグ3位に躍進させた。翌09年はアジアチャンピオンズリーグで4強入り。10年にはクラブ初のリーグ優勝を成し遂げた。一方で、主力選手が高齢化したこの2年は成績が下降。有望な若手の伸び悩みなども指摘されていた。
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