菜月ブログ

好きなことを思い切り書いちゃうかもしれません。
身のほど知らずな言いたいことを思いきり言っちゃうかもしれません。
そんでもって、まれにみるど素人です。
かわいくないときも、多々あります。
よろしく~~


テーマ:
みなさまーおはようございます。
 
朝起きたら、「山崎豊子 訃報」のニュースが流れていました。

作家の山崎豊子先生です。

訃報のニュースでお姿を初めて拝見しました。

88歳だったそうです。。。

 この方の本を読むときは、とても気合が入りました。

たいてい主人公が重いから><

初めて手に取ったのは「白い巨塔」。そして「華麗なる一族」

そして、「大地の子」

わたしが読んだのは3つだけです。

「この作品が好きです。」と軽くいえるような作風じゃない。

人の流れの中で、抗い立ち止まり杭を残した人々の格闘の書です。

3作品とも、主人公は並大抵の人なら闇に飲まれて消えてしまうだろう

出来事に強い精神力を持ち立ち向かっておりました。

要領のいい方たちなら、決してこういう生き方はしないと思う生き方をしていました。

そんな人たちにスポットライトをあてた書です。

「白い巨塔」は、わたしにとって基点になりました。

「華麗なる一族」は、襲ってくるだろう闇を示し、

「大地の子」は、生き様を・・・?まだ答えが出ていません。。。。

わたしにとっては、どの作品も「これが闇の正体だ。」と指し示した作品たちでした。

 夥しい取材で知られる方だったそうです。

ニュースの生前のコメントで、

「想像力を駆使しなくてはならない環境の中で
私は想像力というものをふりかざして書くタイプの作家ではない。
事実を前にしてしまえば、想像力とはなんてちゃちい。」

と述べられておりました。

もっともっと聞きたかったな・・・。

わたしの認識では大作家の中のお一人でしたが

意外にも作品は数えられるほどでした。

ひとつの作品に何年もかかる。

そんな当たり前のことを、改めて噛み締めてもいました。

 単なる一読者としてですが、訃報を耳にして

生きるということは、どういうことなのかと考えています。

彼女より後に生まれ、作品を読む機会に恵まれたことを感謝し

心より追悼させていただきます。

PR
同じテーマの記事

気になるキーワード