ソフトバンク利用者 “滞納”と誤登録10月1日 14時51分
大手携帯電話会社ソフトバンクモバイルが、延べ1万6000人余りの利用者について、実際は料金を支払っているのに“滞納している”とする誤った情報を、クレジットやローンに関する情報を管理する信用情報機関に登録していたことが分かりました。
こうした情報が登録されると、カード決済などの取り引きに影響が出る可能性があるため、ソフトバンクモバイルは、利用者に文書でおわびしました。
ソフトバンクモバイルによりますと、ことし2月から3月にかけて、携帯電話の利用者のうち延べ1万6827人について、実際は料金を支払っているのに“滞納している”とする誤った情報を、クレジットやローンに関する情報を管理する信用情報機関に、登録していたことが分かりました。
こうした情報が登録されると、カード決済やローン契約などの取り引きに影響が出る可能性があるため、ソフトバンクモバイルは、先月までに利用者に文書でおわびしました。
問題の登録については、利用者の申告を受けて調査した結果、システムの不具合が原因で起きていたことが分かり、正しい情報に修正するとともに、3月末に経済産業省に報告したということですが、外部には公表していませんでした。
ソフトバンクモバイルは、同じようなミスが起きないよう、業務態勢の見直しや再発防止策の強化に取り組むとしています。
「大変驚いているし心外」
ソフトバンクのスマートフォンを利用している東京の会社員は、ことし3月に新たにクレジットカードを発行しようとしましたが、カード会社の審査を通りませんでした。
審査が通らなかったのは今回が初めてで、不審に思っていたところ、半年ほどたった8月末に、ソフトバンクモバイルから信用情報機関に誤って登録するミスがあったとする、おわびの文書が届いたということです。
この会社員は、「普通に料金も支払ってスマートフォンを使っていただけなのに、いわゆるブラックリストのような扱いを受けたのは、大変驚いているし心外だ。二度とこのようなことが起きないように、個人情報の管理を徹底してほしい」と話しています。
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