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02 Oct 2013 16:07

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「あまちゃん用語」流行語大賞に大量ノミネートか?

スポーツ報知 9月30日(月)7時3分配信

 28日に放送終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。一夜明けた29日も各メディアやネットで話題が持ちきりだが、劇中、登場人物が驚いた時に使う岩手県の方言「じぇじぇ〜!」が、実はロケ地から約1200キロも離れた長崎県対馬市の集落でも古くから使われていたことをご存じだろうか? 新語アナリストの亀井肇さん(70)は、年末の「新語・流行語大賞」のノミネート語に「じぇ―」をはじめとする「あまちゃん用語」が大量選出されると予想した。

 「現代用語の基礎知識」元編集長で「新語・流行語大賞」創設に携わった亀井さんは「今回の『あまちゃん』は、一作品で多くの流行語を生みました。普通のドラマは、流行してもキーフレーズの1語のみ。過去を振り返っても極めて特異な現象」と分析。最初に発表される50のノミネート語に大量の「あまちゃん用語」が送り込まれる可能性は高いとした。

 過去のケースでは、2010年に小沢一郎氏関連のみで「一兵卒」「壊し屋」「検察審査会」「見える化(可視化)」「剛腕」「脱小沢/親小沢/反小沢」の6語が入ったことがあるが、亀井さんは「今回は少なくとも7〜8語。10を超えることも十分考えられます」とする。

 ノミネート語、トップテン、年間大賞を順に選んでいく同賞。「今年は近年まれに見る豊作」とする亀井さんは「それでも大賞の本命は『じぇじぇじぇ〜!』でしょう」と断言。対抗はTBS系ドラマ「半沢直樹」で堺雅人演じる主人公が連呼した「倍返し」。上半期までは年間大賞最有力と読んでいた「アベノミクス」「今でしょ!?」は「ここへきて年始めの厳しさが出てきている印象です」とする。また、東京五輪招致の際のプレゼンで滝川クリステルさんが披露した「お・も・て・な・し」もトップテン入りは確実とした。「あまちゃん」は、2010年度の大賞に選ばれた同じ朝ドラの「ゲゲゲの女房」(言葉は「ゲゲゲの」)に続くか―。

 ◆亀井氏がノミネート入りを予想する「あまちゃん用語」
・じぇじぇじぇ〜!(登場人物が驚く時に使う岩手県の方言)
・あまちゃん(題名)
・あまロス症候群(放送終了で喪失感を抱くこと。ペットロス〜から)
・あまノミクス(番組人気による景気浮揚感、経済効果)
・早あま・昼あま・夜あま(順にBS、地上波再放送、BS再放送で番組を見ること)
・あま絵(ネット上に投稿される番組関連の絵)
・あま受け(直後の番組でアナウンサーらが見せる反応)
・あまハラ(番組を見ていないことを責められること)
・ミズタク萌え(松田龍平演じる水口琢磨の言動にキュンとすること)
・潮騒のメモリー(ズ)(能年玲奈演じるアキと橋本愛演じるユイによる歌、デュオ名)
・GMT(アキが所属したアイドルグループ)
・南部ダイバー(劇中の北三陸高校潜水土木科の生徒による歌)

最終更新:9月30日(月)14時2分

スポーツ報知

 
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