スクープ速報 週刊文春 掲載記事

週刊新潮OBが関与!
徳洲会マネー100億円を貪る「わるいやつら」

能宗克行氏(左、Photo:Kyodo)/久恒信夫氏(右)

 徳田毅議員の選挙違反事件で医療法人「徳洲会」グループに東京地検特捜部の強制捜査が入ったが、週刊文春編集部が独自入手した内部資料によると、徳田虎雄理事長の元側近2人が巨額の資金を横領していた疑いがあることが明らかになった。

 元側近とは、虎雄理事長の金庫番・能宗克行氏と、「週刊新潮」「フォーカス」などの記者を務めた新潮社元社員・久恒信夫氏。

 能宗氏は虎雄理事長が難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患後、虎雄理事長が設立した政党「自由連合」の口座から週末ごとに1千万単位で預金を引き出していたことが預金通帳の履歴に残っている。使途は不明だが、能宗氏の机の引き出しから多数の馬券のコピーが発見されたことから、競馬に浪費した疑いがもたれている。

 一方、久恒氏は自身が設立した会社で「徳洲新聞」の編集を請け負っていたが、制作費を年間数億円分も過大に請求していたことが判明。巨額の剰余金がどこに消えたのかは不明だが、新潮社退社後に豪邸を建設したことが明らかになっている。

 なお、両人とも亀井静香代議士と親しい関係にある。

 徳田ファミリーの選挙違反事件と合わせ、元側近2人の疑惑についても厳正な捜査が望まれる。

「週刊文春」編集部

※この記事の公開期間は、2016年10月02日までです。

この記事の掲載号

2013年10月10日号
2013年10月10日号
久子さまと安倍首相 天皇が案じる「際どい決断」
2013年10月3日 発売 / 定価380円(税込)
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