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汚染水問題 専門チーム作り対策へ9月27日 20時49分
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題で、国の有識者会議は地下水の流れや汚染の広がりを詳細に分析して把握する専門のチームを作り、対応が必要なリスクや具体的な対策をとりまとめることになりました。
福島第一原発では汚染水を巡るトラブルを未然に防げていないことから、国の有識者会議は27日の会合で今の段階で想定されるリスクと追加対策の案を公表しました。
この中で今後対応が必要なリスクとして建屋にたまっている汚染水の漏えいや、地震などによるタンクの破損などを挙げています。
対策としては建屋の地下に排水ポンプを設置して、たまっている汚染水の水位をコントロールすることや、タンクが壊れた場合に、大量の汚染水を速やかにほかの施設に移す方法を構築することなどが必要だとしています。
また、対策がうまくいかなかった場合の二次的な対策の必要性も示されました。
27日示されたリスクと対策の案については、今後の会議でさらに議論されますが、委員からは「地下水の挙動がわかっていない」という指摘が出て、地下水の流れや汚染の広がりを詳細に分析して把握する、専門のチームを作ることになりました。
有識者会議では今後、現地調査などを行って、海外も含めて技術を募りながら、年内に汚染水を巡るリスクと対策をとりまとめることにしています。
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