トップページ科学・医療ニュース一覧柏崎刈羽原発 報道陣に新設備公開
ニュース詳細

柏崎刈羽原発 報道陣に新設備公開
10月2日 18時16分

新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の運転再開を目指す東京電力は、2日、原発事故に備える新たな設備を報道陣に公開しました。

東京電力は、柏崎刈羽原発の運転再開に向けて、ことし7月に施行された新しい規制基準で義務づけられた設備の工事を進めていて、2日、工事の様子を報道陣に公開しました。
このうち「フィルターベント」は、原発事故の際、放射性物質の大量放出を抑えながら格納容器の圧力を下げる設備です。
現場では、事故の際、放射性物質の周辺への影響を軽減するため、設備の回りをコンクリートの壁で取り囲む工事が行われていました。また、およそ2万トンの水がためられる「貯水池」は、工事が終わっていて、既存の設備と合わせると事故の際、原子炉や使用済み燃料プールに合わせて2週間、水を供給できるということです。
東京電力によりますと、運転再開を目指す6号機と7号機の対策工事は、来年3月までに終わる見通しだと言うことで、今後は、地元自治体の避難計画作りに向けた協議を進めたいとしています。
柏崎刈羽原発の6号機、7号機については、2日、原子力規制委員会が安全審査を行うことを正式に決めましたが、委員からは、「今の状態では不信感がある」、「まずは汚染水問題など福島第一原発のリスクを減らすべきだ」などの指摘や批判が相次ぎ、委員会の田中委員長も、福島第一原発への対応を考慮しながら審査を進める考えを示しました。

[関連ニュース]
k10014982321000.html

[関連ニュース]

  自動検索

柏崎刈羽原発 審査入りも批判など相次ぐ (10月2日 13時55分)

柏崎刈羽原発「申請」 安全性の確認は (9月27日 12時29分)

柏崎刈羽原発の安全審査を申請 (9月27日 11時7分)

柏崎刈羽原発 きょう審査申請 (9月27日 5時45分)

このページの先頭へ