撮れたてニュース 【1月4日14時57分更新】

元祖金沢カレー チャンカレ、広がルー、全国へ 「トヨタ」とタッグ 西日本進出

濃厚なルーが特徴の金沢カレーの「元祖」として人気が高いチャンピオンカレー野々市町の本店には県外客も足を運ぶ
 金沢カレーの「元祖」が、世界のトヨタとタッグを組んで西日本に進出することになっ た。チャンピオンカレー(野々市町)は4日までに、トヨタグループの豊田産業(愛知県 刈谷市)とフランチャイズ(FC)契約を締結。新年度、空白地だった関西、中四国、九 州に初出店する。「チャンカレ」の看板が全国に広がるか。

 「チャンピオンカレー」は、金沢カレーの生みの親である田中吉和氏が創業し、「金沢 カレーの元祖」と言われる。「チャンカレ」の愛称で親しまれ、北陸を中心に関東、東海 、東北、北海道に現在、32店を展開している。

 これまでは、チャンカレ自らがエリア本部となり、各地域で加盟店を募集する方式で店 舗網を拡大してきたが、西日本では、豊田産業がエリア本部となり、チャンカレが白山市 の工場で製造したルーを豊田産業に卸す形となる。

 ご当地グルメブームもあり、金沢カレーの「元祖」とされるチャンカレの野々市町の本 店には多くの県外客が訪れ、昼食時に観光バスが立ち寄ることもある。熱心なファンから 「関西に出店しないのか」との問い合わせも寄せられていたという。

 FC展開のノウハウを持つ豊田産業がエリア本部となることで、店舗網が一気に拡大す る可能性もある。南政広社長は「元祖の味を大事にしながら、西日本でもファンを増やし ていきたい」と話している。


その他の撮れたてニュース