ニュース詳細
福島第一原発 台風に備え対策10月2日 13時37分
東京電力福島第一原子力発電所では、台風22号の接近に備え、屋外に設置されたポンプや配管の状態を確認したり、敷地内のせきにたまった水があふれないよう水位を下げたりする対策をとっています。
福島第一原発では、台風22号の接近に備え、原子炉に注水するためのポンプや配管などが強風で倒れたり外れたりしないよう、ロープで固定されているか確認したということです。
また、先月、台風が接近した際は、山側のタンクを囲むせきの水の水位が上昇して、一部があふれ、放射性物質の濃度が一定以下の水、1100トン余りをせきの外に放出する措置をとったことから、放射性物質を含むとみられる水が流出しないよう、タンクなどに移し、せきの水位を下げる作業を行ったということです。
このほか、高濃度の汚染水がたまっているタービン建屋の海側にある地下のトンネルなどに雨水が流れ込んで、あふれ出さないよう、警戒を強めているということです。台風の対策として、1日に行ったタンクのせきにたまっていた、汚染された雨水を移す作業では、配管の接続を間違えて、予定とは別のタンクに移したため、およそ4トンがあふれ出しており、東京電力で引き続き詳しい作業の状況などを調べています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 福島第一原発 保管タンクの水あふれる (10月1日 15時20分) ・ 福島 汚染水漏れのタンク底に隙間 (9月26日 6時9分) ・ 福島第一原発 地震想定見直しが必要 (9月26日 4時17分) |
[関連リンク] |
|