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阪神・林威助が戦力外「星野監督、岡田監督に感謝」

戦力外通告を受け挨拶まわりをする、左から阪神・黒田と藤井=阪神鳴尾浜球場 (撮影・岩川晋也)

戦力外通告を受け挨拶まわりをする、左から阪神・黒田と藤井=阪神鳴尾浜球場 (撮影・岩川晋也)【拡大】

 台湾から柳川高(福岡)に留学し、近大を経て2003年にドラフト7巡目で阪神に入団。将来の大砲候補と期待された。掛布雅之氏がつけていた背番号「31」を継承したのも期待の裏返しだった。シュアな打撃で岡田監督時代の07年には115試合に出場し、打率・292、15本塁打、58打点を残したが、けがなどもあってレギュラーに定着できなかった。

 今季の1軍出場は8月4日の巨人戦(東京D)の1試合のみで、「6番・右翼」で先発出場したが4打数無安打と結果を残せなかった。

 今後は鳴尾浜に残り、練習を続け、シーズン終了後のトライアウトを受験する。「日本に来て20年くらいになるけど、台湾に帰って台湾の野球に貢献したいと思っている」とあくまで現役にこだわる姿勢だ。

 「初めて1軍に上がったとき、すごいファンの声援があった。それがあって今がある。感謝したい。ありがたいです」

 林威助は、これまで応援してくれた虎ファンに別れを告げて、新たな野球人生をスタートさせるつもりだ。 (渡辺 洋次)

(紙面から)