心理学で検証する 松井珠理奈が「連続パー」で勝った理由

全部パーで７連勝／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　ネット上では八百長疑惑までささやかれている「ＡＫＢ４８じゃんけん大会」。じゃんけんでセンターの座を勝ち取るという企画なのだが、今年はＳＫＥ４８とＡＫＢ４８兼任の松井珠理奈（１６）が、初戦から全部パーで７連勝して射止めたもんだから、「八百長か」「奇跡か」なんてカンカンガクガクだ。

　ま、八百長かどうかはさておき、７回連続パーという“作戦”は正解なのか。心理学博士の鈴木丈織氏は「一般論ですが、イチかバチかに賭けた積極的な意志の勝利でしょうね」とこう言う。

「昔の話ですが、最初にグーを出すのは商人タイプといわれたものです。“お金をガッチリ守る”というイメージで、要するにヒトは防御本能がはたらくと身を縮こませるし、こぶしを握ろうとする。緊張を強いられる状況ならなおさらで、自然に出すのはグーです」

　グーに勝つのはパー。作戦としては間違っていないわけだ。
「たとえば、身をていして家族を守ろうとする時などは、ヒトは体を開いて立ちはだかります。つまりパーは積極的、意志の強さの表れともいえる。〈必ず勝つ〉という意志と“野望”がなければ、７回連続では出さないでしょう」（鈴木氏）

　ちなみに、チョキはその中間。
　きのう（１９日）放送の「笑っていいとも！」に生出演した松井は、「初戦にパーを出すのは決めていた。２回戦もパーで勝ったので最後までいった」なんて話していた。それぐらいギラついた意志がなければ、アイドルの世界でのし上がれないだろう。