確率は嘘つかない

　これは、なかなか絶対的な真理のように思える。特にギャンブルやってる人なんかはよく言う

　だが、しかし、現実におこっていること、おきることを完璧に確率にあてはめる、計算する、評価するということは絶対にできない

　例えば、チンチロリンでサイコロを３個振るとしてピンゾロが出る可能性は６×６×６＝２１６分の１で　　４５６が出る確率は３６分の１だというのは期待値で算数で計算できるが

　実際にはキッチリ寸分の違いもなくその通りにはならない

　なぜなら、サイコロは完全にどの出る目も同じとは限らない。必ず０．０００００１ｍｍぐらいは正六面体からはズレているだろうから、出る目が全部完全に同じ確率になるということはない。振る人によっても微妙に違ってくるだろう。ルーレットみたいに恣意的にある程度、出る目を調整できるような達人も中にはいるかもしれない

　こういうのは競馬とかＦＸとかにもでてきて、こういう条件ではこういう確率統計がでているみたいなのを持ち出すが、だいたいは都合がいい確率統計だけを恣意的に持ち出しているのである

　理数系の人というのはけっこう確率や統計を絶対視する人がいる。麻雀とか競馬をやっているとよくこういう人がいる

　しかし、帝王様はデジタルではない　反デジタル派である

　確率や統計はもちろん考えるが、それを絶対視はしない　感覚や感性派である