黒崎帝国

黒崎零二が統治する帝国ブログである


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   みんな、日本は1000兆円も借金があるとか、毎年財政赤字が30兆円あって崩壊寸前だとか言っているが、実はこれは税金の取り方が悪いからで、ちょっと税制と税率を改めればすぐに余裕で財政は黒字になるのだ


  まず、ベーシックインカムの記事でも書いたが、金融資産の千数百兆円に対して課税をすれば年間5%とすると75兆円とかそんな巨額の税収ができるのである


  また、固定資産税では土地が900兆円分ぐらいあるので、これに対して5%かければ45兆円も税収ができる。まあ、これに関しては控除額は必要だろうから実際にはその半分ぐらいしかとれないかもだが


  さらに、相続税では、今では税収が1兆円ぐらいしかないが、これは異常なまでに控除額が高くて税率が低いからで、これを例えば、親の遺産は2000万円以上は相続できないとかすれば、50兆円とかの税収ができるわけだ


  消費税を5%上げても税収は10兆円ぐらいだから、上記の3つの税金を課すほうがよっぽど楽に効率よく簡単にバランス良く増収になるのだ


  なんでこんなことになるのか、というとこの謎というか秘密というかロジックはフローとストックの違いにあるのだ


  消費税とか所得税とかタバコ税とか法人税というのはいわばフローに対して収入に対してかかってくる税金で、贈与税や相続税や固定資産税というのはストックに対して手持ち資産に対してかかってくる税金だからなのだ


  日本の異常なまでのストック社会がこうした不景気を引き起こしているのだ。つまり、フローに対してストックの税金が安すぎるというのが日本の税金の取り方の問題点なのだ


  ところで、これは日本に限らず、先進国はどこも似たようなものだが、先進国はどこも税金の取り方が間違っているというか下手糞なのである


  これはここ20年ぐらい、経済成長が止まってインフレからデフレへと転換してGDPや所得は増えないのに手持ち資産、金融資産は増えていくという状況の変化があったからより酷くなったのもので、日本でも2~30年ぐらい前まではそこまで異常にストックに偏った社会ではなかった(それでもストック課税が低すぎたとは思うが)


  つまり、収入の多い金持ちではなくて、手持ち資産の多い金持ちから課税して社会全体に還付していくという税制と社会保障のあり方が正しいし、そう改正していくべきなのだ

 

  じゃあ、なんで経済学者や財務省とかがそう言わないのかというと、それは時代の変化に頭が対応していないから、頭が悪いからだということになるわけだ

  

 

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