【ダマスカス=杉山正、ブリュッセル=野島淳】シリアの化学兵器廃棄の計画を実行するため、化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)の査察官ら約20人が1日、首都ダマスカスに入った。OPCWが内戦下で査察するのは初めてで、安全確保が最大の課題となる。ダマスカスでは1日朝、査察官が拠点とするホテル近くに迫撃砲が撃ち込まれた。
査察官らは1日午後、車両14台でこのホテルに到着。同日中にシリア政府との協議に入るとみられる。一行は先遣隊として現場の安全性やシリア側に十分な装備があるかといった点を見極める。査察や廃棄の詳細を練るのは、その後だ。
1日朝の迫撃砲は午前8時15分ごろ、ホテルから十数メートルの場所で爆発。ホテルの正面玄関のガラスが破損した。8月には、国連の調査団がダマスカス郊外の化学兵器が使われたとされる現場に向かう途中、狙撃される事件も起きている。
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朝日新聞国際報道部