中国:9月の製造業PMI、予想下回る-景気回復に限界か
10月1日(ブルームバーグ):中国の製造業活動を示す指数は9月、前月からの伸びが市場予想を下回った。2四半期連続の減速から持ち直しつつある同国の景気回復の限界が示唆された。
中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した9月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.1。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト30人の予想中央値 51.6に届かなかった。8月は51.0だった。同指数は50を上回ると製造業活動の拡大を示す。
英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが9月30日に発表した9月の中国製造業PMI改定値は市場予想に反して速報値から下方修正された。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)の大中華圏経済担当責任者、陸挺氏(香港在勤)は「中国政府は7.5%という今年の成長目標を達成できるはずだ。李克強首相は現行の成長志向の政策を続けるだろう」と述べた。
国営ラジオの中央人民放送は9月30日、「中国経済は良い傾向の中で安定しつつあり、中国には今年の主要な経済目標を達成する自信と条件、能力がある」との李首相の発言を伝えた。
統計局と連合会の製造業PMIは、ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト30人のうち28人の予想を下回った。
原題:China September Manufacturing Index Rises Less ThanForecast (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/10/01 12:21 JST