【ブリュッセル＝御調昌邦】欧州連合（ＥＵ）統計局は１日、８月のユーロ圏の失業率（速報値）が12.0％となり、前月と同水準だったと発表した。ただ７月分は速報段階から0.1ポイント下方修正されており、2011年２月以来２年５カ月ぶりに失業率が低下に転じたことが判明。ユーロ圏は景況感の回復が鮮明となっており、緩慢ながら雇用情勢が改善に向かっている可能性がある。
８月の失業率を国別にみると、ドイツが前月と同じ5.2％で良好な雇用情勢が続いている。フランスは11.0％で前月から横ばい。一方、イタリアは12.2％で0.1ポイント悪化した。
ユーロ圏の若年層（25歳未満）の失業率は23.7％で前月から0.1ポイント改善した。
ユーロ圏、失業率、EU
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