９月の独失業者は２万5000人増、予想外－失業率6.9％に上昇

　　10月１日（ブルームバーグ）：ドイツの９月の失業者数 は予想に反して２カ月連続で増えた。同国の景気回復がまだら模様である兆候を示した。

独連邦雇用庁（ＦＬＯ）が１日発表した９月の雇用統計によると、失業者数は季節調整済みで前月比２万5000人増の298万人。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト27人の予想中央値 は5000人減だった。８月は9000人増（改定値）。９月の失業率は6.9％と、前月の6.8％から上昇した。

ドイツ連邦銀行（中央銀行）は先月23日公表の月報で、同国経済は引き続き拡大しているものの、成長率は４－６月（第２四半期）の前期比0.7％には達しないとの見方を示した。

ユニオン・インベストメント（フランクフルト）のチーフエコノミスト、デービッド・ミレカー氏は統計発表前、「ドイツ経済はまあまあの状態だが、内需主導型の成長ブームがないことは明らかだ」とし、「世界貿易が拡大する際にドイツ経済も伸びるだろう。それは中期的に労働市場にとってプラスだ」と語った。

原題：Germany’s Unemployment Unexpectedly Increases in UnevenRecovery（抜粋）

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更新日時: 2013/10/01 17:46 JST