サイゾーpremium 9月18日(水)10時36分配信 (有料記事)
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写真/高島裕介 |
──NHKの訓覇圭プロデューサーが「特定のアイドルグループは想像していない」と、『あまちゃん』で描かれる「GMT47」と「AKB48」の関係性を否定したものの、やはり、その設定は類似し過ぎているように思える。ならば、当事者が見たらどう感じるのか?元SKE48一期生の山下もえちゃんに分析してもらった。
「個人的な目線で、『あ、これはAKB48に似てるな。モデルにしているのかな?』と思うところがあって……」
自身が月曜のレギュラーアシスタントを務めるラジオ番組「ミュ〜コミ+プラス」(ニッポン放送)の7月15日放送回にて、SKE48のエース・松井玲奈が『あまちゃん』(NHK)について語った。その中で彼女は、「落ち込んでいる時でも、笑っている時でも、一瞬でも光っていない時がないくらい(天野アキの)目がキラキラしていて。(中略)AKBの大島優子さんも同じ目をしているんです」
「(モデルにしているのかなと)一番感じたのは、国民投票」
「奈落って、AKBでいうと研究生」
「太巻(荒巻太一)さんがどうしても秋元先生にしか見えない」
と、『あまちゃん』の中で描かれるアイドルの現場風景が、AKBグループのそれに似ていると話している。
「東京編」を中心に、主人公・天野アキがアイドルとして活動するという設定において、アキが所属する「GMT47」、ファン投票でメンバーのランク付けをする「国民投票」、姉妹グループ(アメ横女学園)のメンバーの代役を務める「シャドウ」など、そのモデルがAKBであろうことは、当事者でも認めるところなのだ。
しかし、ファンの間で「『あまちゃん』で今日も秋元康批判をやってる」と揶揄されるほどの、秋元康をはじめとした制作サイドの描かれ方については、当人たちはどうとらえているのだろうか?
そこで、松井玲奈と同じSKEの一期生としてデビューし、2009年に卒業、現在は地元名古屋を拠点に活動するアイドルグループ、「CAMOUFLAGE(カモフラージュ)」に所属する山下もえちゃんに、SKE時代の様子を振り返ってもらいながら、『あまちゃん』のリアルさについて聞いてみることにした。
* * *
――早速ですが、『あまちゃん』は毎日ご覧になっていますか?
【山下もえ】(以下、【山下】) いえ、実は私はたまに観るくらいで。お母さんが毎回録画をしているほど『あまちゃん』の大ファンなので、それに便乗して時々観ています。
――率直な感想はいかがです?
【山下】 主人公の天野アキ(能年玲奈)ちゃんが、めちゃくちゃかわいいなと思いました! それと……秋元先生のパロディが、すごく面白いなと(笑)。
――やはり、山下さんから見ても、古田新太さん演じる荒巻太一は、秋元先生をモデルにしていると思ったんですね。
【山下】 最初はそうとは知らずに観ていたんですが、腕を組む仕草がそのものですよね。「さすがにこれはギリギリだろ!」って。
――あの仕草は、一目瞭然ですよね。ただ、放映をしているNHKサイドは、AKBとの関係性について否定しているんですよ。
本文:3,174文字
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最終更新:9月18日(水)10時36分
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