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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(431)妄想・暴走「韓国」のネタ席巻の雑誌界
いや実にうまい。感心した。
『ニューズウィーク日本版』(10・1)大特集のタイトル「反日韓国の妄想」。
『週刊文春』(10月3日号)の特集タイトル「韓国愚かなり!」はストレート過ぎる(他山の石ですが)。
このところ雑誌(『WiLL』も含めて)では“韓国ネタ”が頻発。
なぜか? 売れるからだ。つまり、それだけ読者の関心が高いということ。
あれだけ〈荒唐無稽な日本脅威論が猛威を振るってい〉(『NW』)れば、当然、日本側も反論すべきで、新聞が何もやらないから、ここは雑誌ジャーナリズムの出番なのだ。
〈「韓国メディアの報道ぶりには目に余るものがある」〉と小針進静岡県立大学教授も呆(あき)れる。
なぜ、韓国ではメディアや司法が自ら暴走するのか。
〈実は、時に司法までも呪縛する不可解な「法」が韓国には存在する。法律や条例はもちろん、憲法よりも国民感情を優先するという見えざる法、「国民情緒法」だ。その最たる例が盧武鉉政権の05年に成立した「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」だろう。財産を得た当時は合法だったとしても、親日行為を通じて得た財産を子孫からでも没収できる、というこの恐るべき事後法は、法律は過去に遡及しない、という原則を完全に無視している〉
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