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福島県沖 試験的な漁が再開
9月25日 6時37分

福島県沖 試験的な漁が再開
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東京電力福島第一原発の汚染水問題を受けて、一時中断していた福島県沖での試験的な漁が再開され、25日未明、21隻の漁船が漁が認められた海域に向けて出港しました。

午前1時半すぎ、福島県相馬市の松川浦漁港に漁に参加する乗組員たちが、続々と集まりました。
そして出港を前に、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長が「われわれは本格的な操業に向けて進んでいくんだという気概を示さなければならない」とあいさつしました。
福島県沖での試験的な漁は、汚染水問題を受けて一時中断していましたが、福島県漁連は「魚介類や海水のモニタリング検査で汚染水の影響は見られず、安全が確認できた」として24日、再開を決めていました。
ただ、漁の対象となる魚介類は、これまでの検査で放射性物質が検出されないか、基準値を大きく下回っているミズダコやヤリイカなどの16種類に限られ、海域も福島第一原発から50キロ以上離れた水深150メートル以上の沖合に限定されています。
午前2時、これらの海域に向けて出港した21隻の底引き網漁船による漁は、25日の昼まで続き、水揚げは夕方になる見通しです。水揚げされた魚介類は、漁協による放射性物質の検査で安全を確認してから出荷することにしています。

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