教諭の処分を受け、陳謝する松田校長=30日午後8時23分、浜松市東区半田山で
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浜松日体高校(浜松市東区半田山)の男子バレーボール部顧問の男性教諭(41)による体罰問題で、同校を運営する学校法人日本体育大は三十日、教諭を諭旨退職とする懲戒処分を決めた。同校で会見した松田清孝校長は「多くの皆さまに多大なご迷惑をかけた。心からおわび申し上げます」と陳謝した。
松田校長らによると、法人の常務理事らでつくる人事委員会が同日、処分案を決め、松浪健四郎理事長が認めた。諭旨退職は法人の懲戒処分の中で免職の次に重く、退職を勧告し、本人に退職願を出させる手続きを取る。
教諭は始末書で、「体罰はあってはならないと強く認識しながらも、短気で集中しすぎる自分の性格が原因でこのような事態を招いた。おわびを申し上げます」などとしている。
松浪理事長は三月、「体罰等禁止の徹底について」と題した教職員向けの文書で、「暴力行為が発生した場合、懲戒解雇を含め厳正に処分する」と通知していた。
人事委は理事長の通知を踏まえ、教諭による体罰がほぼ日常的にあった事実や、寛大な処分を求める嘆願書に保護者やOBら約九千百人分の署名が寄せられたことなどを総合的に判断したという。松田校長も管理監督責任を問われ、厳重注意とされた。
松田校長は再発防止策として、生徒が体罰の相談をしたり、匿名で意見を出せたりする相談室の設置をPTAが検討していることを明らかにした。
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