遠征先でも別行動…安藤美姫が周囲から浮いているワケ
【その他スポーツ】
2013年9月28日 掲載
かつての世界女王が復調をアピールした。
フィギュアスケートのネーベルホルン杯2日目は女子フリープログラム(FP)を行い、4月に女児を出産した安藤美姫(25)は103.07点をマーク。前日のショートプログラム(SP)と合わせて総合2位だった。国際スケート連盟(ISU)が定めたSPの最低技術点(20点)を上回る30.13点をマークし、FPの同36点もクリア。ソチ五輪の出場資格を得た。
今後は全日本選手権(12月)とGPシリーズで五輪代表入りを目指すが、安藤への風当たりは日増しに強くなっているという。
安藤は今年の12月で26歳。フィギュアスケーターとしてのピークは過ぎている。バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(23)はソチを最後に引退を表明しているだけに、関係者の間からは「18年の平昌(韓国)五輪に向けて若手1人をソチの代表に入れて経験を積ませるべきだ」という声が上がるのは当然だろう。
<「気分が乗らないから」>
GPシリーズで入賞者がいない場合などは、ISUランクをもとにして代表選考が行われるが、安藤の落選は確実視されている。
年齢や実力以上にネックになりそうなのは安藤の人望のなさらしい。世界選手権を2度(07年東京、11年モスクワ)制した女王とはいえ、これまで安藤のわがままぶりに手を焼かされてきた関係者は少なくない。
安藤は気分屋で、自分の納得する演技ができなかったり、気に入らないことがあると、ヘソを曲げるのは珍しくない。「気分が乗らないから」と、ISUの規定で義務付けられた試合後の会見をすっぽかすなど、傍若無人な振る舞いには海外でも批判の声が上がっていたほどだ。
他の女子スケーターからも距離を置かれ、年下の選手から慕われる浅田とは異なり、浮いた存在とか。遠征先で他の選手たちが連れ立って食事に出る中、安藤だけは別行動を取ることがしばしばあるそうだ。今回の安藤の復帰にあからさまな敵対心を燃やすライバルも少なくないという。
公式フェイスブックで、「これがソチへの第一歩」とコメントしているものの、その前途は険しい。