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IF関数で複数条件「または」を指定−OR関数

対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003, Excel2007

「IF関数で複数の条件を指定したいのですが...?」
というご質問に対する回答として、IF関数で複数の分岐を行う方法と、かつ条件・AND条件についてご紹介しました。

今回は、または条件(OR条件)についてご紹介します。

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これも、わかりやすいのは、試験の合否を判定するような例です。

例えば、
数学の点数が80点以上
 または
英語の点数も80点以上
のときに「合格」、そうでないときは「不合格」と表示したいという例です。


▼操作方法:条件に応じてセルに表示する文字を変更する
※A2セルに英語の得点、B2セルに数学の得点がそれぞれ入力されているときに、いずれかが80点以上のときに「合格」そうでないときには「不合格」とC2セルに表示する例

C2セルに
「=IF(OR(A2>=80,B2>=80),"合格","不合格")」
という計算式を入力する

上記の例で、
英語の得点が80点以上のときに「合格」そうでなければ「不合格」と表示したいのならば、
「=IF(A2>=80,"合格","不合格")」
という数式でOKです。

数学の得点が80点以上のときに「合格」そうでなければ「不合格」と表示したいのならば、
「=IF(B2>=80,"合格","不合格")」
という数式になります。

それぞれのIF関数の第1引数
「A2>=80」「B2>=80」
を、または条件(OR条件)にしたいので、
「A2>=80」「B2>=80」
を、ExcelでOR条件を指定するときに使用するOR関数の引数に指定します。

それが
「=IF(OR(A2>=80,B2>=80),"合格","不合格")」の
「OR(A2>=80,B2>=80)」の部分です。

OR関数に慣れていない方の場合、AND関数と同様についつい
「=IF(A2>=80 OR B2>=80,"合格","不合格")」
といった数式にしたくなってしまう方が少なくありません。

「A2>=80 OR B2>=80」
としたくなる気持ちは、よーくわかりますが、あくまでもORは関数ですので
「=IF(OR(A2>=80,B2>=80),"合格","不合格")」
という書き方をする必要があります。

▼サンプルファイル(003171.xls 23KByte)ダウンロード

サンプルファイルのC2:C10セルには今回ご紹介したOR条件の数式、E2:E10セルには比較のために前回ご紹介したAND条件の数式を入力してありますので、ご確認ください。

関連語句
条件関数

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