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てんかん団体 差別撤廃求め声明
9月30日 18時4分

てんかん団体 差別撤廃求め声明
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去年、京都市の繁華街でてんかんの持病がある男が運転する車が暴走し7人が死亡した事故のあと、てんかんの患者が接客業務から外されるなど職場で不利益を受けているとして、患者や家族らで作る団体などが差別の撤廃などを求める声明を出しました。

声明を出したのは、てんかんの患者や家族らで作る「日本てんかん協会」などです。
去年4月、京都市の繁華街でてんかんの持病がある男が運転する車が暴走し歩行者など7人が死亡した事故では、警察は発作が事故につながったとして死亡した男を書類送検しました。
協会によりますと、この事故のあと「客の前で発作が起きたら困る」などとして、てんかんの患者が接客業務から外されたり、営業から内勤に配置転換させられたりするなど、職場で不利益を受けたという相談が相次いでいるということです。
こうした相談は昨年度172件と、前の年度のほぼ2倍に上っているということで、声明では、学校や職場での差別や偏見をなくして、患者の社会参加を促すことなどを求めています。
日本てんかん協会の久保田英幹副会長は「危険な印象が過大に伝えられて退職に追い込まれるケースも出ており、病気のリスクを正しく理解してほしい」と話しています。

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