2日の広島との直接対決に先発するスタンリッジ。勝てばその時点で2位が決まるだけに気合十分【拡大】
クライマックス前の、最も重要な一戦を託された。ゲーム差「3・0」まで迫った鯉に、スタンリッジが引導を渡す。シーズン最後の直接対決で下し、広島の自力2位を消してみせる。
「自分が勝って甲子園で(CSを)やりたいと思っているよ。広島へは行きたくないね!」
大一番は、2日に迫っている。広島が自力で2位となるためには、残り3戦全勝が条件。その夢を、助っ投の剛腕が直接つぶしに行く。勝てばその時点で2位を確保できる。負ければ広島とぶつかるCSへ向けても嫌なムードが漂うことは間違いない。負けられない戦いは、もう始まっている。
この日は甲子園の指名練習でキャッチボール、ダッシュで汗を流した。今季はここまで8勝10敗。2010年以来、来日2度目となる2けた勝利もまだ諦めていない。
「あと2回投げると思う。10勝できたらと願っているよ」
2日だけでなく、8日の今季最終戦・DeNA戦(横浜)にも先発する見込みだ。重要な一戦も、アドレナリン全開で挑む。苦境に立つチームを救ってみせる。(長友 孝輔)
(紙面から)