日本の10番に居場所なし――。イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドに所属する日本代表FW香川真司(24)は28日(日本時間29日)のウェストブロミッジ戦でリーグ戦今季初先発。ようやくチャンスがめぐってきたが、前半だけで交代しチームも1―2で敗戦した。デービッド・モイズ監督(50)の評価も低く、地元メディアから来年1月の“放出”もささやかれ始めるなか、かつての恩師は香川にスペイン移籍を勧めた。
香川はドリブル突破やシュートで好機をつくり出したが、前半だけで屈辱の途中交代となった。英紙「デーリー・メール」(電子版)は「彼の将来は不透明になってきた」と去就にまで踏み込んだ。
実際、モイズ監督は試合後に「シンジには自分の力を示すチャンスを得ていると感じてほしい」などと厳しい言葉を並べた。代わって起用したMFアドナン・ヤヌザイ(18)を「今後につながるプレーを見せてくれた」と高評価したことで、指揮官と香川の微妙な関係が浮き彫りになった。
またモイズ監督は試合前に地元メディアに対し「我々がしなければいけない仕事は新たな選手を連れてくること。我々は1、2人、すぐに溶け込める選手を必要としている。それはこれから実現するだろう」と語り、来年1月の冬の移籍市場で大型補強を示唆した。
マンUは今夏にスペイン代表MFセスク・ファブレガス(26=バルセロナ)、同代表MFチアゴ・アルカンタラ(22=バイエルン)、オランダ代表MFウェズレイ・スナイデル(29=ガラタサライ)の獲得に動いた。いずれも香川と同じポジションの選手で、補強が実現すればもはや香川の居場所はない。
一方で古巣ドルトムント(ドイツ)のクロップ監督(46)がラブコールを送り、アトレチコ・マドリード(スペイン)、ローマ(イタリア)も獲得に興味を示すなど“受け入れ先”には枚挙にいとまがない。そんななか、C大阪で香川を抜てきしたことがあるレビー・クルピ監督(60)は確固たる持論から一つの方向性を示した。
「私はシンジが(英)プレミアリーグでプレーすることには反対だ。彼がプレーするには向いていない。本当に彼の良さが生きるのはスペインだ。スピードとテクニックで勝負するスタイルが合っているし、行けば特別な活躍をすることは間違いない」
香川自身はマンUでのポジション争いを制する覚悟を持って今季に臨んでおり、移籍には消極的な姿勢。だが指揮官から信頼を得られない状況に加え、来夏にはブラジルW杯を控える。来年1月には去就を検討する場面があっても不思議ではない。移籍となれば欧州はシーズン途中のためレンタルが濃厚だが、古巣復帰かスペインか。香川は大きな岐路に立たされそうだ。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津をミス東スポ2013・黒沢美怜とミス東スポ2012・櫻井りかの2人がグラビアアイドルの“勝負服”水着で紹介!
千葉・幕張メッセで20日~23日まで開催された「東京ゲームショウ2012」。ゲームの祭典を彩るフォトジェニックたちの姿を集めた写真特集です。