【元フジテレビアナ・長谷川豊「すべてお話ししますがなにか?」(連載7)】
フジテレビのアナウンサーの中でも「この人、スゴすぎる!」と思ったのが、佐々木恭子アナウンサー(40)でした。
入社2年目の2000年4月1日から、僕は「とくダネ!」に就任。「とくダネ!」といえば、局内で「アナウンサーにとって一番厳しい」と言われる番組でした。原稿が全くないんです。09年に「めざましテレビ」から「とくダネ!」のキャスターに異動した中野美奈子(33)も、その難しさにビックリしていました。「めざましテレビ」は原稿に「てにをは」から相づちまで、こと細かに書いてあったので、当然です。
僕も「とくダネ!」に最初出演した時は、手足がしびれるくらい緊張しました。当初は取材もプレゼンもできず苦しむ毎日で、そんな中、助言してくれたのが恭子さん。たとえば「豊君は『実は…』ってよく言ってるけど、『実は…』っていうのは、1日1回で十分じゃない」とね。急いで自分のVTRを見直し、がくぜん…。確かに3~4分の自分の出演で、3~4回も「実は…」と言っていたんです。全く気づいていませんでした。次の言葉が出てこないのを無意識で「実は…」とつないでいたようでした。プロのアナウンサーのしゃべりは、無駄な部分はそいでできるものです。
「原稿を使うな。原稿がないとしゃべられなくなるぞ」。そうアドバイスしていただいた「とくダネ!」のメーン司会者・小倉智昭さん(66)も、恭子さんに絶大な信頼を寄せていましたね。
よくフジの女子アナはチャラチャラしていると言われますが、とんでもない。恭子さんのアナウンス技術は超一級品、声はかわいいし、聞き取りやすい。かつ東大出身の才媛です。
恭子さんのすごさを実感したのが、CS番組「フジアナスタジオ まる生」で一緒に出演した時。1分間くらいの原稿、文字数でいえばだいたい160文字ほどの原稿を渡された恭子さんは「は~い」と受け取って、10秒もかからずサッと読み、「OKです」と言ったんです。「えっ~!! もう暗記したの!?」と僕は目を丸くするしかない。恭子さんは瞬時にかつ、完璧に暗記。しかも、本番で一度もかみませんでした。
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