ドームドッジ2013inナゴヤ
2013年12月1日(日) ナゴヤドームにて開催
【社会】三重の業者、国産米偽装の疑い 674店舗で販売2013年9月30日 22時45分 流通大手イオン(千葉市)の納入業者に業務用のコメを卸していた三瀧商事(三重県四日市市、服部洋子社長)が、国産米に中国産米を混ぜて産地を偽装した疑いがあるとして、農林水産省が日本農林規格(JAS)法に基づき、関係先を立ち入り調査していたことが分かった。中国産を混入したコメはおにぎりなどに加工され、東海地方や関西など2府21県のイオンと、同社傘下のダイエーなど計674店舗で販売されていた。 三瀧商事によると、同社は昨年12月から今年9月初旬にかけ、愛知、三重両県で生産された国産米に中国産米を混ぜたコメ計825トンを、製パン大手フジパングループ本社(名古屋市瑞穂区)のグループ2社に販売。混入米は2社が愛知県と大阪府にある4工場で弁当やおにぎりに加工し、イオンに納入していた。 グループ会社の1つ、日本フーズデリカ(同)によると、三瀧商事からは立ち入り調査後、「出荷したコメの約4割が中国産だった」と説明されたという。混入した中国産米は農水省が義務づけた検査で安全性を満たし、主食用として輸入されて食べても問題ないが、三瀧商事は産地証明書に「愛知産」と記載していた。 三瀧商事の担当者は中国産の混入を認める一方で、「偽装の意図があったかどうかは社内で調査中」としている。同社の北村文伸管理部長は「消費者の方々にご迷惑をかけて深くおわび申し上げます」と陳謝した。東海農政局は伝票などを基に、中国産の混入経緯を調べている。 イオンによると、フジパン側から納入された混入米の商品は、674店舗で計約1500万個。弁当が112種類、おにぎりが35種類で、東海、北陸、関西、四国地方のイオンやダイエー、マックスバリュなどで販売した。 イオンはフジパン側と契約する際、国産米を原材料に指定して発注。このため商品の原材料の欄には「国産米使用」と表示していた。担当者は「三瀧商事に対する法的措置も検討している」と話し、昨年12月2日から今年9月4日までに該当する商品を購入した人には、「レシートなどがあれば返金に応じる」としている。 日本フーズデリカなどフジパングループ2社も、法的手段を検討しているという。 (中日新聞) PR情報
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